妙高池の平温泉スキー場

「妙高山の大きな山裾の特徴を最大限に生かしたワイドな斜面」

小綺麗な施設やサイン、そしてコンセプト・デザインされたといえば聞こえはいいが、最大幅50mという制約の中で樹林を伐採して作られたコース……それらがあっても、本来山が持っている資質以上のゲレンデはできないものだ、ということを再確認させてくれるゲレンデである。妙高山が持つポテンシャルを「縦一本」の流れに集約してみせた、真っ正直なゲレンデは、スピード感溢れる中斜面から穏やかさを残す林間の緩斜面へ、全長4kmのクルーズが魅力。斜面にリフトが架かっているだけに近いオールドタイムな雰囲気は改善の余地ありだが、斜面の良さは変わらない。