白馬八方尾根スキー場

「後立山連峰の勇壮な風景の中でも存在感あるクルージングライン」

どっしりとした存在感。巨木が大地にぐっと根を張るように、四方八方に延びた尾根を中心にして開かれたゲレンデは、まさにこのエリアの盟主というに相応しい風貌。鋭利な尾根が縦横に走る後立山連峰を背景に流れ落ちる尾根は幅も十分にあり、ナチュラルに中・急斜面が交錯して現れる素晴らしい資質を持つ。技術志向でなくとも、中・上級者に支持されるゆえんでもある。さらに上部エリアには上級者に魅力的なコブ斜面もあり、その存在感に輝きを与えている。巨木の根がそうであるように、上部は太くシンプルな構成であっても、下部になるほど複雑になるのは八方尾根も同様。ワイドな中斜面から突如、急な捻れた斜面が現れるなど、特にエリア右側にその傾向が著しい。丁寧な迂回コースがあるものの、初級者が下部エリアに限定されてしまう理由でもある。また麓には日本屈指のタウンが広がり、アフターの楽しみも多種多様なことも特筆される。